21世紀はかつてない転換期を迎え、環境問題、人口減少、そしてグローバル化等の影響によりさまざまな課題に直面しており、人間の暮らしを支える豊かな環境をデザインすることが社会的ニーズとなっています。

 

本学部では、人間と環境の関係を図1に示すような人間を中心にした関係(入れ子構造)として捉えています。ここでいう「環境」とは、自然環境だけを指すものではなく、人間が「暮らし」を営む上で関わる多層的な環境であり、生活環境、社会・文化環境および自然環境と考えられます。

人間の暮らしはこれらの環境によって支えられていると同時に、制約もされています。また、これらの環境に影響を与えていると同時に影響もされています。そして、人間が環境に与えた影響が環境に変化をもたらし、その影響を受けて人間の暮らしが変化するという関係にあります。このように人間と暮らしに関わる様々な環境との関係は、相互に影響しあう関係(相互関係)であり、同時に全体として循環しています。

このような環境の捉え方、および人間と環境との関係の考え方に基づき、本学部では学びの体系(教育プログラム)を「環境と人間の暮らし」の視点から再構築し、人間と多層的な環境との関係を考究しつつ、学際性を重視した環境人間学を発展させる教育プログラムとします。

図1 人間と環境の関わり